我が子ども達に伝えたいことをまとめたブログ

筆者の世界観を、自分の子どもに伝えるために、思ったこと感じたことをつらづらと書いていこうと思います。すべての内容は筆者の独断と偏見です。気を悪くさせてしまう方がおられたら申し訳ありません。読み飛ばしていただければ幸いです。

人生哲学① 正しいより楽しい道を進め

 

これは、パパのお母さんからもらった本に書いてあった言葉です。

 

そもそもその行動が正しいかどうかを、時間軸の中の現時点で行おうという発想自体がパパは嫌いだ。全ての判断は歴史とともに変わる。人によっても変わる。置かれている環境によっても変わる。全ては、あくまで現時点までの自分自身の人生によって培われた価値観で判断しているに過ぎない。

 

昔に比べて良くなったとか悪くなったとか、何言ってんの?って思ってしまっている部分がある。

20年前悪いと言われていたことが、10年前にはやはり良かったと言われ、現在ではやはり悪いのでは?みたいな議論がそこかしこから聞こえてきそうだ。

 

戦争は良くないとか語られるけど、戦国時代だってそうだったのにバッシングしないのはなぜなのか。歴史が変わった!とか名武将!とか、たくさん人を殺しているひとなのに。

戦時中の人は、大半の人が戦争万歳!とか言っていたんだ。正しいと思って必死で生きていた。

 

パパは戦争は嫌いだし怖いし死にたくないし、自分の大切な人にも死んでほしくないし、人を殺してほしくない。自分の関係の無い人でも、無力な子どもたちが大人たちの政治的な理由のためだけに殺されていくのなんて耐えられない。

 

でもね、戦場で人を殺している人たちにも、全員ではないかもしれないけど、大切な家族がいて人を殺したくないと思っていて、いつも死の恐怖と戦いながら武器を持っている人も居るんだよ。その人のことを大切に思って、応援して家で待っている人も居るんだよ。

「自分が目の前の人を殺さないと、家で待っている家族がいつか殺されてしまうかもしれない。」

 

たとえば、そんな思いで武器を持っている人のことを、パパは馬鹿にしたりなんてできないです。

 

その時代、その環境の中で、それが最善だったんだよ。

その武器を持って戦っている人も、パパも同じなんだ。

「家族が大切。子どもの未来を守りたい」

 

今の時代で、パパが何か家族の危機にさらされたなら、敵を殺すという手段以外でそれを達成したいとは思うけど、そういう選択肢が与えられない環境にいる人がたくさんいるっていうこと。

 

そして、それはパパやママのお爺ちゃんやお婆ちゃんもそうだったんだよ。

パパのお爺ちゃんもママのお爺ちゃんも戦争に参加している。具体的には聞いたことは無いけれど、きっと他の誰かに銃やミサイルなんかを向けていたと思う。

すごく優しいお爺ちゃんだったけどね。

 

 

お爺ちゃんたちから見ると、正しいことをするため、家族や国を守るために戦った。

1940年代とかは、一生懸命戦争することが正しかった。

1945年の敗戦以降、戦争はやはり悪かった、日本は間違っていたと言われてきた。

でも最近になって、あの戦争は誇りを守るためにやはり必要だったのではないかという人もいる。つまり、あのときに戦争をしなければ、日本や韓国などは当時残っていた植民地や奴隷制度に縛られて、今ごろアメリカで人権運動をしていたかもしれない。

 

パパは人を殺すこと自体は避けるべきだと思ってるけどね。

 

一人一人を見て、その人が「なぜ」そんな行動を取っているのかを常に感じるようにしてください。同じ行動でもなぜそんなことをしているのかで、その行動の意味も変わる。付き合う価値のある人なのかも変わる。色んな土地・色んな時代背景に置かれた色んな人と関わることで、色んな「なぜ」に触れてください。

 

その中で、きっと気づいてほしい。

 

誰から見ても絶対に「正しい答え」なんてないから。

 

あるのは「楽しいか楽しくないか」、「自分にとって大切なものを守れているかどうか」だけです。

 

君にとって、

本当の意味で楽しい時間ってどんな時ですか?

命に代えても守りたいものって何ですか?

 

もっと難しいことを言おう。

別にそれは時間とともに変わっても良いと思うよ。

その答えは、実は常に分かんなくて、常に悩んでいる状態が正しい状態だと思うよ。

 

パパにとっては、何をやっているかよりも、【誰】という軸の方が重要で

第一に、子どもたちの将来が大切で、一緒に成長していく過程が楽しい。君たちに追いつかれないように必死なんだ。

第二に、妻との人生が大切で、君たちの成長を一緒に見届けたい。君たちが独り立ちしたあとは、少しはのんびり楽しみたいね。

第三に、親族は僕の人生観に多大に影響してくれた。少しでも恩返ししたい存在です。

第四に、いつも一緒になって笑ってくれる友人や同僚は自分の「今」や「これから」を形作ってくれる。成長の機会をたくさんくれている。君たちに追いつかれないようにするために、切磋琢磨する関係を築きたいと思っている。教えてもらってばかりなんだけどね。

 

どんなときに楽しいと思えるのか、どんなときに悔しいと思うのか、どんなときに情けないのか、心底やばいと思う瞬間はどんなとき?

 

何かに迷ったら、周りの人や大人たちが、たかだか数十年生きてきた中で見出したちっぽけな論理よりも、君たちが肌で感じた「楽しい(自分にとって楽しい)」と思える法の道を選びなさい。何回失敗しても良いから。少なくとパパとママは、君たちが何回失敗しても、帰ってこれる場所を提供できるように準備しておくからね。

ただ、できれば死なないで欲しいね。リスクをどう取るかって、ほんとに難しいところだけど笑

 

悩んでいる暇があったら、何回失敗しても良いから動き続けなさい。

もしくはたくさんの本を読んで必死で勉強しなさい。

 君たちがなんだか楽しそうだなと思う方に、幸せな人生があります。